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不況がもたらした変化…練炭が帰ってきた



景気が悪化するほどに好況となる。わずか1200ウォン(約84円)の練炭3個があれば1日中温かく過ごすことができるためだ。‘不況の逆説’だ。

知識経済部と大韓石炭公社が12日に明らかにしたところによると、今年の練炭用石炭需要は昨年に比べ10%以上多い230万~240万トンに達する見込みだ。3.6キログラムの練炭6億4000万~6億6000万個分となる。過去最低だった2002年(117万5000トン)と比べるとほぼ2倍となる。それだけ練炭ストーブとボイラーを利用する需要が増えたことになる。昨年も全国で209万1000トン(練炭5億8000万個)の石炭が練炭用として使用された。現在国内で練炭を利用している家庭は20万世帯に達する。


知識経済部の黄明鎬(ファン・ミョンホ)事務官は、「相次ぐ廃鉱で石炭生産は減っているが、練炭用石炭需要は2002年以降増えている。現在は備蓄石炭(260万トン)を放出してどうにか需要をまかなっているのが実情だ」と話す。江原道旌善(カンウォンド・チョンソン)の咸白(ハムベク)炭鉱(1993年廃鉱)など一部地域では廃鉱を再稼働しようとの動きもある。しかし政府から受けた廃鉱支援金を返納しなくてはならないため、関連法が改正されなければならないなど、現実的な壁に直面している。石炭公社のイ・ドンギル部長は、「練炭は政府補助金を受けており、他の燃料に比べ価格が圧倒的に安い。そのため不況期には家庭・農家・業者などで練炭需要が全般的に増える」と説明している。



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