|
‘テクノゴリアテ’崔洪万(チェ・ホンマン、28)がレイ・セフォー(37、ニュージーランド)と対戦する。
K-1を主催するFEGは11日、日本で開いた記者会見で、「12月6日に日本・横浜で開かれる‘K-1ワールドGP決勝大会2008’大会のリザーブマッチで崔洪万とセフォーが対戦する」と発表した。
この試合の勝者は8強進出選手に負傷者が発生した場合、代わりに試合に出場する。崔洪万は9月27日、ソウルで開かれたグランプリ16強戦でバダ・ハリ(24、モロッコ)と対戦し、延長ラウンド開始直後、右脇腹の痛みを訴えて棄権した。崔洪万は8強に進出できなかったが、FEGは崔洪万のリザーブマッチ出場の可能性を残した。
崔洪万は先月、個人のホームページで、悪質な記事や書き込みに深刻なストレスを受け、「死にたい」というコメントを残した。このストレスで体重が22キロも減ったりもした。しかしすぐに気持ちを入れ替え、現在、12月の大会を準備している。
セフォーはK-1のトップクラスファイター。K-1戦績は31勝21敗1分けを記録し、00年K-1グランプリで準優勝、02年には3位に入っている。特に強力なフックは00年代初期のマーク・ハント(34)とともにK-1最高の破壊力を誇った。昨年マイティ・モー(35、米国)のライトフック一発でKO負けを喫した崔洪万としては手強い相手となる。
勝算もある。セフォーは昨年3月、K-1最強のセーム・シュルト(35)とのスーパーヘビー級タイトル戦で一度ダウンを奪うなど善戦したが、結局、KO負けを喫した。その後、昨年9月の大会まで6連敗中だ。またセフォーの身長が崔洪万より35センチも小さい183センチである点も弱点だ。
崔洪万は昨年9月にジェロム・レ・バンナ、12月にエメリヤーエンコ・ヒョードルに敗れた後、今年6月に脳下垂体腫瘍除去手術を受けた。危機に直面している崔洪万がセフォーを破って再起に成功するかどうかに関心が集まっている。
この記事を読んで…