(左)李恵践、(右)金東柱 |
日本プロ野球進出を狙う斗山(トゥサン)ベアーズ2選手の明暗が分かれつつある。 左腕投手の李恵践(イ・ヘチョン、29)には希望の知らせが次々と伝えられている半面、看板打者の金東柱(キム・ドンジュ、32)にはまだ特別な動きが出てきていない。
李恵践の場合、公開的に獲得を進めている球団だけでもすでに3球団。 横浜とヤクルトに続き、10日には日本最高の名門球団である読売が李恵践に関心を見せているという報道があった。 サンケイスポーツ紙は「読売がフリーエージェント(FA)を宣言した李恵践の獲得に向けて調査を進めている」とし「李恵践は06年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも韓国代表候補に選ばれ、先発だけでなく救援投手も可能」と伝えた。李恵践は6日、FAを申請し、斗山球団に「日本進出を優先して進める」という意向を明らかにした。
一方、2年連続で日本進出に挑戦する金東柱は今年も不透明な状況だ。 具体的な進展状況がない中、7日には「阪神タイガースが金東柱ら韓国選手の獲得を見送った」という日本メディアの報道があったからだ。
何よりも李恵践とは違い、金東柱の場合、巨額の資金(08年は年俸7億ウォン)が日本球団のベッティングをためらわさせている、と分析されている。 しかし金東柱は昨年、斗山の4年・最高62億ウォンの条件を拒否して1年契約を選択しただけに、日本進出を強く望んでいる。 またシーズン中、日本球団の関係者らが韓国を訪問して金東柱をチェックしていただけに、日本進出の可能性は依然として残されている状況だ。
斗山球団は李恵践と金東柱について「日本進出は防げない」という態度を見せている。 金東柱はFAではないため、いつでも日本球団との接触が可能だ。 李恵践の場合、FAと他球団の交渉が始まる20日以降、具体的な輪郭が出てくる見込みだ。
この記事を読んで…