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米国ドラマ『デクスター』の韓国系個性派俳優チャーリー・リー



「ハリウッドで韓国系の俳優が生き残ることはほとんど不可能です。15年間、演技を勉強してデビューしましたが、私が生き残れたのもほとんど奇跡です」--。

数万人の俳優が競う米国ドラマ市場で活動する韓国計俳優は10人ほど。『デクスター』『ローアンドオーダー』(Law And Order)『モンク』(the Monk)などに出演したCS・リー(チャーリー・リー、37)はその中でもAクラスにランクされている。助演だが個性的な演技で国内ドラマファンの間でも高い人気を集めている。6日、彼にハイアットホテルで会った。


彼はニューヨークの国立アジアンアメリカンシアターカンパニー(National Asian American Theater Company)などで活動し、数百編の演劇に出演した。優れた演技ながらもノーギャランティー出演を多くしてきた。

こうした貧しい無名の演劇俳優だった彼にターニングポイントとなった作品がドラマ『ローアンドオーダー』だ。法廷ドラマである同ドラマの探偵役として、初めて芸能界にその存在を示した。

犯罪スリラー『デクスター』で、彼はデクスターの同僚法医学者で、女性たちをからかい、冗談を言って楽しむビンス役で出演する。「ビンスは全般的に暗い雰囲気ののドラマの雰囲気を反転させる役です。もちろん実際の私の姿とは非常に違います(笑)」。

米国ドラマの個性派助演として活躍する彼の究極の夢は映画監督だ。『クランプル』(Crumple、2004)など2本の短編映画を演出したこともある彼は「機会ができたら東洋系米国人のアイデンティティ混乱を扱った映画を作りたい」という抱負を明らかにした。



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