第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）代表チームを構成する前から「不参加」の意向が伝えられている。 朴賛浩（パク・チャンホ、３５、ＬＡドジャース、ＦＡ宣言）に続き、李承燁（イ・スンヨプ、３２、読売）もＷＢＣ出場に難色を示した。

「選抜保証」を最優先条件に掲げて１５日（日本時間）から大リーグ球団との協議に入る朴賛浩は「２年以上の契約をしない限りＷＢＣ参加は難しそうだ。 大会が開かれる期間は先発ローテーション入りを目指す重要な時期。 その期間にチームにいなければ他の選手に先発を奪われる可能性がある」と話した。


李承燁も「来年は読売で後悔なしにプレーしたい。 今の調子では到底ＷＢＣを準備することはできない」と訴えた。 ２人は「自分がいなくても国際舞台で良い成績を出せるほど後輩が成長した」と話している。

ＷＢＣ出場を強要できない個人事情があるのは事実だ。 野球関係者らは理解を示しながらも、代表的な海外組の不参加宣言が「ＷＢＣ不参加リレー」につながらないか懸念している。

実際、あるベテラン選手は「第１回ＷＢＣは韓国と大リーグが正面から対決する最初の大会だった。 当然参加したがる選手が多かった。 北京オリンピック（五輪）では所属チーム、同じリーグでプレーする後輩の兵役優遇措置のためにも‘当然にプレーしなければいけない’という考えが強かった。 しかし今回のＷＢＣではベテラン選手に意欲を与える要素がないようだ」と話した。

ＷＢＣ指令塔の受諾条件の一つに「最強のコーチングスタッフと選手団を構成してほしい」と要求した金寅植（キム・インシク）監督の言葉を実現させるのは難しいと予想される。 金監督は「ＷＢＣは３月に開催される。 まだ時間があるのでもう少し見守ろう。 コーチングスタッフの人選もまだ行われていないのに選手構成のことを話す段階ではない」と述べた。



【ニュース特集】ＷＢＣ２００９（ワールド・ベースボール・クラシック）