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韓国の女優ハン・カインのマスクとポップ歌手ノラ・ジョーンズの感性に似ている韓国系米国人のシンガー・ソングライターがいる。プリシラ・アン(24)だ。
『Dream』という曲が米ABCの人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』と映画『ディスタービア』に挿入された後、スターになった。韓国のインターネット上では「ハン・カイン似の歌手」とし、話題を集めた。ノラ・ジョーンズの後を継ぐ天才シンガー・ソングライターと評価されている。
心地よいきれいな声が魅力だ。ジャズの名門ブルーノート・レコードに所属している。ノラ・ジョーンズもブルーノート所属だ。最近ファーストアルバム『A Good Day』をリリースした。来月4日、弘益(ホンイク)大学前にある想像(サンサン)マダン・ライブホールで初の来韓公演を行う彼女を電話で取材した。
--韓国についての記憶は。
「在韓米軍だった父がテーマパークの民俗村に遊びに行ったとき母に出会い、結婚した。母は米国に住んでいるが、いまでも韓国料理を作り韓国のドラマを見ている。病気のとき、母が作ってくれた韓国料理とお茶を飲んで療養することもあった。私が愛する母は頭のてっぺんからつま先まで韓国的だ。母の名字のアンを使うのは、私の韓国への愛を示すためだ」。
--歌うことになったきっかけは。
「母の勧めで7歳のときから教会で歌を歌った。ロックミュージックのファンだった父の影響で10歳のとき、ギターを独学した。そのころから曲を作りはじめた。高校時代に先生が‘理論に偏る大学で4年を送るより、シンガー・ソングライターとして経験を積むように’とアドバイスしてくれた。高校を卒業した後、ロサンゼルスへ向かい、ウエートレスとして働きながら歌を歌った」。
--各曲がどのようにしてドラマと映画の挿入歌になったのか。
「近所に映画『ディスタービア』の音楽監督が住んでいた。彼は私の曲『Dream』が好きで、監督に聞かせたところ、映画に挿入されることになった。『グレイズ・アナトミー』も友だちの紹介で音楽監督と知りあった後、曲が挿入されることになった」。
--韓国のネットユーザーの間では「ハン・カインに似ている歌手」として通じるが。
「彼女が誰なのか気になり、ネット上で検索してみた。非常に美しく、若い女性に見えた。私にとっては大きな褒め言葉だ」
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