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李承燁(イ・スンヨプ、32、巨人)は2度泣いた。巨人は6年ぶりの日本シリーズ優勝に失敗し、李承燁は最終戦でも2三振を含む3打数無安打となりシーズンを終えた。
巨人は9日、東京ドームで行われた日本シリーズ最終戦で2対3で西武に逆転負けを喫した。巨人は2対1でリードしていた8回に越智が2四球を与えたほか平尾に適時打を打たれ痛恨の逆転を許した。西武は戦績を4勝3敗とし、2004年以来4年ぶりに日本シリーズでの優勝を決めた。
李承燁にとっても残念な勝負だった。李承燁はこの日6番打者として出場したが、1回と4回に三振を取られ、7回も遊撃手ゴロに終わった。日本シリーズでの7試合でホームランと打点がなく、18打数2安打(打率0.111)に12三振など振るわなかった。
巨人が優勝を目前で逃したことで、李承燁は来シーズンにも負担を残すことになった。巨人は昨年のリーグ優勝後、クライマックスシリーズで中日に負けると、渡辺恒雄球団会長が原監督をはじめ選手らを叱責した。
今年の日本シリーズ準優勝は、巨人の優勝への焦りをさらに刺激するものとみられる。不振の中心に立つ李承燁は2009年度をもどかしくスタートする見通しだ。
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