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現代自動車が米国クライスラーの「ジープ」ブランド買収に向けてクライスラー大株主であるサーベラス・キャピタル・マネジメントと論議したとロイターが7日、報道した。
ロイターは匿名の消息筋を引用し、ゼネラスモータース(GM)がクライスラー合併交渉を中断するとこの日、明らかにし、現代車がクライスラーの資産の一部を引き受ける「潜在的交渉対象者」(a potential bidder)として登場したと伝えた。また現代車がジープブランドに関心を表明したが、クライスラーの持分80.1%を保有しているサーベラスは会社の分割売却より全売却を望んでいると報道した。ジープはクライスラーの核心資産として評価を受けている。
消息筋はサーベラスが現代車のほかにもルノー日産、フォルクスワーゲンなどとも交渉する計画であり、ルノー日産はラムピックアップトラック、フォルクスワーゲンはミニバン生産ライン買収可能会社に挙がっていると伝えた。
これに対して現代車は8日「事実無根」だとして公式否認した。現代車関係者は「ジープやクライスラーの資産買収説を扱った一部の報道は事実ではなく、現代車は投資計画どおり事業を行っている」と述べた。現代車は昨年2月にも一部の外信がクライスラー買収説を報道したのに対し、全面否認した。
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