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キム・ヨナ「本当にエッジで減点されたの?」



‘ジャンプの教科書’と呼ばれるキム・ヨナ(18、軍浦スリ高)のジャンプでのミスをめぐり騒がしい。

キム・ヨナは6日に北京で開かれたフィギュアスケートグランプリシリーズ第3戦中国杯の女子シングルショートプログラムで、ジャンプの踏み切りエッジを間違い‘ロングエッジ’の判定を取られた。0.8点の減点で加算点(GOE)も取れず、第1戦の69.50点より低い63.64点となった。‘ロングエッジ’の判定を受けた連続3回転ジャンプ(トリプルフリップ-トリプルトゥループ)の最初のジャンプはエッジの内側を使うイン・エッジで跳ばなくてはならないが、「そうではなかった」というのが審判の判断だ。キム・ヨナは競技後、「本当にエッジで減点されたのか」と信じられないという反応を見せた。コーチのブライアン・オーサー氏も7日、「このままやり過ごせない。公式抗議が難しいなら非公式ルートででも問題を提起したい」と反発した。


◆ミスまたは牽制=審判は公式練習の際も選手らのコンディションをチェックする。採点にも影響がある。キム・ヨナは5日の公式練習中、トリプルフリップの回転が足らず、2回にわたり尻をついた。実際の競技でもトリプルルッツの回転数が足らず、スパイラル(片足での滑走)につなぐ動作でも揺れが見られた。キム・ヘギョン元大韓スケート連盟国際理事は、「キム・ヨナはもともと深いエッジを使うなど自由自在に技術を駆使する。しかしこの日は確実に軸がぶれており、あいまいなエッジを使った。キム・ヨナのコンディションは良いように見えなかった」と説明した。

インターナショナルテクニカルパネル(エッジなど技術要素の判定権を持つ審判)であるイ・ジヒ国際審判は、「キム・ヨナのフリップジャンプシーンを見るとややアウトエッジで跳んだようだ。‘注意’程度で十分だが、‘ロングエッジ’の判定はちょっと厳しい。私がその場にいたならば抗議しているだろう」と述べた。エッジ判定は審判団(9人)ではなく、テクニカルパネル(3人)がする。‘ロングエッジ’の判定が出れば審判団は自分たちの裁量による加算点を与えることができない。

浅田真央とライバルのキム・ヨナに対する牽制だとの分析もある。国際フィギュア界に精通する関係者は、「今シーズンから浅田のコーチを務めるタチアナ・タラソワはロシアフィギュア界で大きな影響力を持っている。この日のテクニカルパネルのうち1人がロシア出身だった。そういう状況で‘ロングエッジ’問題が起きたのはキム・ヨナの技術を細かくチェックするなど牽制したという話だ」との見方を示した。

◆正確な技術で克服=判定をめぐる議論を乗り超える方法は正確な技術駆使しかない。イ・ジヒ審判は、「キム・ヨナはショートでミスすればフリーではもっとしっかりやる。ただ今回の判定のために他の審判がキム・ヨナのエッジにさらに神経を使って見ることになるだろう。次に確実なエッジを使うならなんの問題もない」とアドバイスした。フリープログラムは8日午後5時(韓国時間、SBSが中継)に行われる。





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