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ビクター・チャ・ジョージタウン大学教授(国際政治学・写真)は7日「韓米関係を進めて信頼を積むのに自由貿易協定(FTA)より重要な方法はない」と述べた。
チャ教授は2004年から3年間、ホワイトハウス国家安保会議(NSC)アジア担当局長及び6カ国協議米国側次席代表を務めた。
チャ教授はこの日、国会で親朴連帯宋永仙(ソン・ヨンソン)議員と天主平和連合が主催した国際指導者会議(ILC)シンポジウムで「FTA批准がもたらす経済的利益は明白だ」とし「これは韓米関係がさらに高い関係に格上げされるという事実を代弁する」と強調した。
また「米国の新政府が自由貿易に反対し、韓米FTAによって行動しなければ、自由貿易から手を引いてアジアで米国の指導的位置を中国に譲った政府として歴史に残るだろう」と述べ「どんなFTAも完璧にはいかず韓米FTAも修正しなければならない欠点があるが、FTAはより大きな戦略的問題として扱われなければならない必要がある」と説明した。
韓米同盟を「歴史上最も低評価された同盟のうちのひとつ」と評価したチャ教授は「これまでそうだったように、韓米同盟は予想を超える目を見張るような成果をもたらす」と見通した。
チャ教授は韓米関係の4つの課題として▽韓米FTA▽北朝鮮核問題▽北朝鮮住民人権▽北朝鮮の変化--を挙げた。
また最近、多く提起されている金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の健康異常問題については「北朝鮮に予想できない変化が発生する場合に備え、韓米同盟が協力のため深い論議を始めなければならない」とし「次期米大統領が6カ国協議を通じる北朝鮮の非核化を願う限り、韓国との(立場の)違いを最小化するのに役立つ」と助言した。
▽「FTA外交通商委に上程する」=ハンナラ党所属の朴振(パク・チン)国会外交通商統一委員長は韓米FTA批准同意案の国会処理について「12日、公聴会を実施した後、17日以前に批准同意案を上程し、さっそく議決処理する」と述べた。朴委員長は「与野党が当初17日以前に合意上程した後、超党的な代表団を構成して訪米することで暫定合意したが、民主党が議員総会を経てこれを無産させた」と主張した。
【ニュース特集】韓米FTA
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