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実体経済低迷への恐怖が‘オバマ効果’を圧倒(1)



‘オバマ効果’は2日と続かなかった。6日の世界の証券市場は軒並み下落し、前日の上昇の勢いはなくなった。急激にふくらんだ金融市場安定に対する期待感は縮小し、そこに‘実体景気の沈滞懸念’が入ってきた。しばらく忘れていたが厳然とした現実である景気沈滞がまた首をもたげてきたのだ。

◆効果落ちた‘オバマ効果’4日(現地時間)バラク・オバマ候補の大統領当選が有力視されると、世界の証券市場は一斉に急騰した。しかし当選が確定した5日には急落に転じた。この日欧州市場が下落したのに続き、ニューヨーク証券市場のダウ指数も5.05%落ち込んだ。この日発表された米国の各種景気指標が予想よりはるかに悪かったことが原因となった。続いて6日のアジア市場も一斉に下落した。


三星(サムスン)先物のイム・ホソン研究員は、「予想より景気沈滞の様相が深刻だということが続々と指標で確認され、景気沈滞に対する恐怖感がオバマ効果を圧倒した」と分析した。

市場の関心はオバマ氏に対する市場の信頼が続くかどうかにある。ハイ投資証券のチェ・ソクウォン研究員は、「オバマ氏は急いで景気浮揚に乗り出すものと予想される。それでも株価が弱気なのは、実体経済が回復するまでには予想よりも時間がかかるとみられるためだ」との見方を示している。



実体経済低迷への恐怖が‘オバマ効果’を圧倒(2)

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