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対中輸出がマイナス…7年ぶりの減少

韓国の最大貿易相手国である中国の経済が揺れており、中国向けの輸出が減少した。懸念していた状況が現実のものとなった。

知識経済部によると、先月1~20日の対中輸出は47億4000万ドルで、前年同期比1.8%減少した。対中輸出は7月まで30%台の増加率を示していたが、8月に19.3%、9月に15.5%と鈍化しており、ついに先月はマイナスに転じた。

月間ベースで対中輸出が減少したのは2002年2月以来6年8カ月ぶりだ。当時は米同時多発テロの影響で世界的に景気が冷え込んだことから輸出が大幅に減っていた。


先月は自動車部品(マイナス48.2%)と半導体(マイナス31.2%)の輸出が減少幅が大きかった。中国で自動車とコンピューターを作り輸出するメーカーの生産が落ち込んだことから、韓国製部品の輸入が減少したためとみられる。

2番目の貿易相手となる欧州連合(EU)への輸出も8.2%減少した。対米輸出は10.8%増えたものの、今後の先行きは不透明だ。知識経済部の鄭載勲(チェ・ジェフン)貿易政策官は、「米国にはすでに受注していた商品が多く輸出された。12月からは対米輸出も減少する可能性がある」と話した。

◆10月の貿易収支は12億ドルの黒字=10月の輸出は378億9000万ドル、輸入は366億7000万ドルで、12億2000万ドルの貿易収支黒字を出した。5月以来5カ月ぶりの黒字となった。船舶輸出は好調が続き、原油など原材料価格が下落したためだ。10月の経常収支も最大で20億ドル程度の黒字となる見込みだ。



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