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<カバーストーリー>「韓国に行けば半値」…日本ショッピング族が押し寄せる(2)



円高特需を享受している品目はブランド品だ。 ブランド品は流行に関係なく価値があるという信頼から、日本人のショッピングリストには欠かせない。 さらに100円=1500ウォン台まで円高ウォン安が進み、国内の免税価格が日本での価格の半分に落ちたりもした。

新世界(シンセゲ)チェルシーの驪州(ヨジュ)プレミアムアウトレットでは先月、日本人観光客が前年同月比で85%増えた。 ソウル江南(カンナム)高級ホテル密集地域に位置する現代(ヒョンデ)百貨店貿易店でも似た現象がみられた。


このデパートのブランド品売り場の職員は「1000万ウォン台のハンドバッグを買う日本人客が増えた」と話した。 また「ウォン安円高に税金還付分を勘案すると、日本現地価格の半分水準。希望の商品がなければ『また来るから必ず連絡してほしい』と言って電話番号を残していく客もいる」と伝えた。

◇マーケティング激化=関連業界はこのチャンスを生かそうと積極的に動いている。 韓国観光公社と大韓航空・免税店・ホテルなど国内企業は先月30日、日本の朝日新聞に「いま、ウオン安の韓国へ」と全面広告を載せた。 一日300万人が利用する東京地下鉄の山手線には、先月19日からキムチ・宗廟(チョンミョ)大祭など韓国観光広報写真で飾られた電車も登場している。

旅行企業は外国人誘致担当チームを強化している。 ハナツアーは本社の職員の一部を外国人誘致法人ハナツアーインターナショナルに送った。 デパート・免税店は日本語教育を強化している。 ロッテ百貨店本店は最近、日本語で書かれた案内ガイドを各階のエスカレーター周辺に設置した。 食品売り場がある地下1階には、日本語専門通訳を常駐させ、食堂街のメニューにも日本語の説明を加えた。

今年9月までに韓国を訪れた日本人は165万9062人。 昨年に比べて1.3%しか増えていない。 このために業界では年末にかけて日本人の入国が増えると期待している。 実際、日本旅行協会(JATA)は11月中に韓国を訪れる日本人は前年同月比13%増、12月は同68%増になると見込んでいる。



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