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韓国の情報機関、国家情報院(国情院)の金成浩(キム・ソンホ)院長が30日、国内の市民団体一部が最近、北朝鮮にビラを飛ばしていることについて懸念を示した。
金院長はこの日、国会情報委員会の国政監査に出席し「ビラまきが南北(韓国・北朝鮮)関係に否定的な影響を与えると考えている」と述べたと野党民主党の幹事、朴映宣(パク・ヨンソン)議員が伝えた。
朴議員によると、金院長はまた「関連団体に自制を要請する意向があるか」という民主党議員の質問に「そうする考えだ」と答えた。しかし国情院は監査直後に配ったブリーフィング資料で「(各団体にビラまきを中断するよう)法的に強制するのは難しい」という立場を示した。
一方、この日の監査では▽職務範囲の拡大に向けた国情院法の見直し▽国情院の国内政治への査察▽金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の重病説--などを中心に話しあったものとされる。うち国情院法の改正について、金院長は「現代社会で‘安保’の概念は疾病、環境など包括的な概念に進みつつある」とした上で「こうした傾向に基づいて法改正を進められるよう支援してほしい」と要請したという。
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