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米国のゼネラルモーターズ(GM)の興亡を左右するグローバル戦略カー、‘ラセッティ・プレミア’(海外名:シボレー・クルーズ)が29日、韓国で公開された。この車は2010年の世界販売目標100万台で、GM全体の販売目標の1割を超える。
GM大宇自動車は29日、済州道(チェジュド)のフェニックスアイランドリゾートでこの車の発表会を行った。来月中旬から市販する予定だ。車体設計はGMヨーロッパが、室内外のデザインとエンジニアリングは小型車に長けているGM大宇が担当した。エンジンはGMドイツ法人のオペルの技術を組み合わせた。6段自動変速機はGM本社が開発したものをGM大宇の保寧(ポリョン)工場で生産する。GMは「GMのグローバルネットワークを結集し、最適の技術を組み合わせて開発した車両だ」と強調した。開発費は同社過去最高となる5億ドルだ。
GM大宇はこの車を忠清北道群山(チュンチョンブクド・クンサン)の工場で年間30万台生産し、来年から欧州・米国・中国・中東などに輸出する予定だ。来年下半期には欧州・米国のGM工場に年産20万~30万台の組み立てラインを設置することにしている。国内販売目標は月5000台以上で、現代の‘アバンテ’を抜き準中型車市場でトップに立つのが目標だ。
同社のキム・テワン副社長(デザイン総轄)は、「大きさは準中型クラスだか、中型車に近く見えるよう努力した」と話している。室内外のサイズは同クラスで最大だ。また準中型では初めて6段自動変速機を装備し、競合車種より100キログラムほど重いが、燃費はリッター13キロメートルと優秀なほうだ。
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