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日本円が「異常急騰」し、日本経済で珍しい現象が起きている。 ドルや韓国ウォンの‘買いだめ’、生活必需品の値下げが目立ち始めている。
28日、東京・銀座周辺には前日に続き各両替所に長蛇の列ができた。 主に中年の主婦やOLだ。 連日の急激な円高ドル安で、ドルを買う人が増えているのだ。
銀座付近の会社に通う柴菜子さん(23)は「冬休みにヨーロッパ旅行へ行くので、今のうちにドルに両替しようと思って来た」とし「急激な円高で1カ月前の予想より費用は20%以上減りそうだ」と話した。
韓流俳優に会うためにソウル訪問を準備中という60歳代の女性は「円高で安くウォンが買えた」とし、買い物にきたついでに5万円を韓国ウォンに両替した。 両替所の関係者は「韓国ウォンが暴落したので、今のうちにウォンを買っておこうという人が増えている」と説明した。
日本全国でこうした「外貨大バーゲンセール」が行われ、ドルなど外貨不足現象が起きている。 両替所が集まっている新宿の両替所では、午前中にドルがなくなり、取引銀行から何とか50万円分を調達したが、10分も経たないうちに底をつき、両替営業を中止した。
こうした現象は東京・大阪・名古屋など大都市で始まり、全国的に広がっている。 三菱東京UFJなど大手銀行では財テクを狙った富裕層も集まっている。
都市銀行の関係者は「最近急落した株式市場から手を引いて現金化した金でドルを買っている」と説明した。 安くドルを買い、またドルが上がった時に売って為替差益を得るということだ。
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