もうひとつの事例を見よう。このごろ中国のネチズンたちがいちばん多く殺到するサイトは「什錦・八宝網」だ。この2つは料理名と同じ音だ。ここに胡錦濤主席の「錦」と温家宝首相の「宝」を当てたのだ。「胡・温ファンコミュニティ」となるわけだ。このコミュニティは開設されるやいなや6万人の会員が登録した。内容は芸能人に対する愛情攻勢を連想させる。
結局結論は「中国の場合、大きな心配はない」と出る。用意していたからだ。「Noメラミン」まで今の中国に望むのは無理だ。中国がディテールにまで強ければそれはほとんどアメリカ水準という話だから。代わりにリーダーたちが徹底的に備えており、国民は愛情と賛辞で励ます。株価と不動産は下がって失業者も増えるが、それでも大多数の国民が気楽な顔をして過ごすことができる理由だ。
<グローバルアイ>備えある国、慌てている国(1)
結局結論は「中国の場合、大きな心配はない」と出る。用意していたからだ。「Noメラミン」まで今の中国に望むのは無理だ。中国がディテールにまで強ければそれはほとんどアメリカ水準という話だから。代わりにリーダーたちが徹底的に備えており、国民は愛情と賛辞で励ます。株価と不動産は下がって失業者も増えるが、それでも大多数の国民が気楽な顔をして過ごすことができる理由だ。
<グローバルアイ>備えある国、慌てている国(1)
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