米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー（３５）選手が、第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に出場する見通しだ。日本のスポーツ報知が２９日、「イチローがＷＢＣ出場の意思を明らかにした」と報道した。

２５日に日本に帰国したイチローは、日本の野球関係者らと会い、「ＷＢＣに出場したい」と述べたという。北京オリンピックで日本代表チームを率いた星野仙一監督の留任説が出た当時、「最強のチームを作るといいながら、現役監督が（代表監督候補に）取り上げられていない。本気で最強のチームを作る意思がないように見える」と批判していたイチローだが、今シーズンに巨人をリーグ優勝に導いた原辰徳監督がＷＢＣの日本代表監督に就任すると、代表チーム入りに肯定的な意向を示した。

スポーツ報知は「日米通算３０００安打を誇るイチローがＷＢＣに出場すれば、北京五輪のような貧打に泣くことはないだろう」との見通しを示している。

【大リーグのスペシャルリスト】イチロー記事特集