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麻生首相、日本の侵略・植民統治を公式に謝罪

外相時代に‘妄言外相’と呼ばれた日本の麻生太郎首相が、侵略と植民統治に対し海外で初めて公式に謝罪した。北京で開かれたアジア欧州会議(ASEM)閉幕後の25日、現地で中国国営中央テレビ(CCTV)と行った公式インタビューを通じてのこと。

麻生首相は2日に日本の国会で、「村山談話を踏襲するのか」とする重野安正・社民党幹事長の質問に対し、「先の大戦をめぐる政府としての認識を示すもの」として談話の精神を引き継いでいく考えを遠まわしに表現しているが、海外で直接的に謝罪したのは初めてだ。

この日、CCTVの「高端訪問(トップトーク)」という番組に出演した麻生首相は、歴史問題に対する質問を受けると「私と閣僚は村山談話の延長線上で、過去の日本の植民統治と侵略に対し深い反省と心からのお詫びの意を表する」と述べた。また、「過去を謙虚に振り返り、未来をともに創造していこう」と強調した上で、「私は青少年に希望を託している。日中両国の青少年が歴史の負担から脱して積極的に往来し、両国国民の友好を増進させてくれることを願っている」と述べた。日中関係については繰り返し「共同の利益」という単語を強調した。「日中両国の互恵協力は時代の要請。世界が重大な試練に直面しているだけに、両国はより意思疎通と協力を強化していかねばならない」との考えを示した。


◆「金正日、状況はよくないが判断力はある」=麻生首相は28日、参議院外交防衛委員会に出席し、8月に脳手術を受けたとされる北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の健康について初めて言及した。

麻生首相は、「(金委員長が)病院に入院しているという情報がある。別に状況は良くない。しかし判断がまったく可能ではない状況だとは考えていない」との認識を示した。

◆村山談話=1995年に当時の村山富市首相が「日本の侵略を受けた国と国民に心から謝罪し後悔している」と明らかにした宣言。





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