航空料金には隠されている税金が多い。航空会社の職員たちも担当業務ではなければ判断がつかないほどだ。純粋に航空会社が受けとる航空料金のほかに基本的に出発地空港税と燃料類割増料、戦争保険料が入っている。空港税の場合、仁川空港は２万８０００ウォンで税金は３種類だ。

空港収入である空港利用料（１万７０００ウォン）、観光振興開発基金とも呼ばれる出国納付金（１万ウォン）、２００７年から取り入れた国際貧困対策寄与金（１０００ウォン）だ。往復航空券には帰国の飛行機に乗る空港の税金も含まれている。

ここまではある程度知られている。しかし米州や欧州路線などにはあまりよく知られない税金が多く含まれている。米州行き往復航空券を買うと基本税金以外に、区間別に２．５ドルの乗客航空セキュリティサービス料金を支払わなければならない。２００１年アメリカの９・１１テロ以後に新設された保安手数料だ。


交通税の名目で片道当たり１５．４ドルずつ、往復３０．８ドル支払わなければならない。米国は動植物検疫所使用料（５ドル）と出入国審査料（７ドル）、税関使用料（５．５ドル）も徴収する。我が国にはない税金だ。仁川空港～ロサンゼルスの往復航空券（エコノミークラス）２００万ウォンのうち６０万ウォン程度が各種税金であるわけだ。