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日産自動車はデザイナー・エンジニアの‘夢の遊び場’



11月11日、日本日産自動車が韓国で販売を始める。市販モデルは3.5L V6エンジンを搭載したスポーツ用多目的車(SUV)「ムラーノ」とクロスオーバー車(CUV)の「ローグ」。日産は90年代、「技術の日産」と呼ばれていた。しかし今は「デザインの日産」と呼ばれる。99年に仏ルノーと提携した後、デザインが見違えるようによくなった、という評価を受けている。

23日、東京から車で1時間半の距離にある神奈川県厚木市の日産デザイン・技術センターを訪問した。ここは「プロジェクト・イマジネーション・ファクトリー」(PIF)と呼ばれる。想像力を現実化するところ、という意味だ。


この建物は「相互協力と疎通」というコンセプトで建てられた。1階はプレゼンテーション、22階はデザイン、3階は企画・支援などの業務空間に分かれているが、コミュニケーションがしやすいよう設計された。例えばデザイナーは2階でデザイン作業をするが、階段で1階の「モデルホール」に降りれば、クレーモデルで完成されたデザインを確認できる。



長野宏司デザイン・ディレクターは「プロジェクトに参加するデザイナー・製品プランナー・エンジニアがいる空間で、効率的に業務を遂行できる。水平・垂直の円滑なコミュニケーションを重視する日産精神が表れたものだ」と強調した。

ここの150人のデザイナーのうち韓国人は10人。中村白デザイン総括副社長は「韓国のデザイナーの力は卓越している。デザインの力だけでなく、プロジェクトチームでチームワークをよく合わせる」と話した。

日産は05年、弘益(ホンイク)大と産学協同契約を結んだ。新車インテリアを担当するユ・ウンソンさん(29)は「韓国人デザイナーの評判は良い。勤務年数に関係なく、実力中心に仕事ができるのが長所」と話した。

デザインセンターの隣には研究開発を総括する技術センター(NATC)が入っている。デザイン部署と協力できるよう設計された。ここでは従来の自動変速機より燃費が10%良い新技術の無断変速機(CVT)が開発された。前輪駆動の中・小型車に搭載するCVTはオイル交換が必要ないうえ、変速が滑らかな点が長所だ。

日産は毎年100万台以上のCVT車を販売し、この分野の先頭を走る。このため韓国に入る「ローグ」も燃費(11.8キロ/1リットル)が同級最高だ。



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