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南海に来た‘貴賓’クロマグロ 捕獲できない?(2)

 農食品部の関係者は「できる限り急いで他の加盟国が受け入れる根拠資料を準備する」と話した。その間、韓国は遠洋漁船でマグロ漁を行ってきたが、これはキハダマグロ、メバチマグロなどで、太平洋クロマグロとは異なる種類だ。

WCPFCが漁獲努力量を凍結するのは、韓国をターゲットとしたものだという解釈もある。協議文を日本が提案したというのがこうした分析の背景だ。太平洋クロマグロは資源が限られているため、韓国が大量に捕獲すれば、隣国の日本の漁獲量が減るしかない。当然、日本の漁民が被害を受ける。

当時、北方委員会に出席したチョン・ヨンイル成均館(ソンギュングァン)大教授は「日本の目的は資源保護というよりも、韓国の漁獲量を制限しようというものである可能性が高い」と話した。日本は9月、会議開幕の直前に加盟国に「漁獲努力量に基づく凍結」提案を通知したという。


チョン教授は「新しい案件を出す時は他の加盟国に1カ月ほど前に知らせるのが普通」とし「韓国に漁獲努力量の資料を準備する時間を与えないという意図がうかがえる」と語った。

06年、韓国は太平洋クロマグロ949トン、日本はその13倍の1万2162トンを捕獲している。



南海に来た‘貴賓’クロマグロ 捕獲できない?(1)

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