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韓国の漁民の‘太平洋クロマグロ’漁にブレーキがかかった。‘水産資源保存’を強調する国際機構の動きのためだ。太平洋クロマグロはマグロの中でも最高級で、捕獲できなければ漁民は少なくない被害を受ける。亜熱帯性の海に生息する太平洋クロマグロは韓国の沿岸では見られなかったが、地球温暖化の影響で最近、南の海でたくさん獲れる。
22日の農林水産食品部によると、国際漁業協議機構の中西部太平洋水産委員会(WCPFC)傘下の北方委員会は先月「2009-2011年の3年間、太平洋クロマグロの国家別‘漁獲努力量’を08年に合わせて凍結する」という協議文を採択した。数が減っているため保護しなければならない、という理由だ。
日本が提案し、米国・台湾など主要国が賛成して通過した。協議文は12月初め、釜山(プサン)で開かれるWCPFC総会で公式議決する。韓国・米国・日本・オーストラリアなど25の加盟国は総会前に今年「漁獲努力量」という根拠資料を提出しなければならない。
問題は最近になって沿岸で太平洋クロマグロを捕獲し始めた韓国は、まだ漁獲努力量データがない。根拠のある資料を総会前に提出できなければ、韓国沿岸に現れた太平洋クロマグロを十分に捕獲することはできない、というのが専門家の解釈だ。
農食品部は今月に入り資料収集に乗り出した。太平洋クロマグロを捕獲した漁民を探し、漁獲努力量を把握中だ。しかし総会までは残り1カ月余りで、国際社会を納得させる資料を準備するには時間が不足している。
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