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G20金融サミット“景気低迷を断つ”解決策出るか

金融危機の解決法を模索するために世界主要国の首脳が初めて一同に会する。米国のブッシュ大統領は11月15日、ワシントンで韓国を含む20か国・地域(G20)の緊急首脳会議(サミット)を開催すると22日(現地時間)、明らかにした。先進国とともに新興市場の代表国が出席するだけに、新しい国際金融体制が生まれるか注目される。しかし各国の立場がそれぞれ異なることから、一回の会合で具体的な成果を出すことは難しいだろうと展望されている。

◆なぜG20なのか

=G20が構成されて首脳会談が開催されるのは今回が初めてとなる。G20は1999年に作られた非公式フォーラムで年に一度、加盟国の財務長官と中央銀行総裁が集まって会談を開いた。しかし金融危機が発生して以来、G20が注目を浴びている。金融危機が全世界に拡大して景気の低迷まで憂慮されている状況で、既存の先進7カ国(G7)による協力だけでは力不足だという認識から開催されることになった。G7は中国やインドなど新興経済強国を包括できないことから、性質に欠陥があるという指摘を受けてきた。反面、G20は世界人口の3分の2が属しており、世界生産の90%、貿易の80%を占めている。


最近の金融危機で致命傷を受けている米国やヨーロッパ諸国の代わりを務めるアジア経済大国の役割論が浮上している。米国コロンビア大学のジェフリー・サックス教授は「会談の第一目標は景気の低迷が全世界に拡大することを防ぐこと」とし「韓国、日本、中国をはじめとするアジア諸国が景気浮揚を通じ、世界の貿易や需要を促していく必要がある」と話している。



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