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駐韓米大使「FTA、韓米両国の自動車産業に利益」 

 「赴任の初月から米国自動車産業を代表する企業の新車発表を支援できることを光栄に思う」。

21日、クライスラー竜山(ヨンサン)展示場で開かれた「セブリング・ターボ・ディーゼル」新車発表会。スティーブンス駐韓米国大使が流ちょうな韓国語で祝辞を述べた。

スティーブンス大使は「韓国消費者は良い品質と適当な価格、広い選択幅を重視するという点で米国消費者と似ている」と述べた。また「韓米自由貿易協定(FTA)が良い結果をもたらし、より多くの韓国消費者が容易に米国車に接することができるよう約束する」と付け加えた。「韓米FTAは両国自動車産業にとって助けになる」というのがスティーブンス大使の話だ。


スティーブンス大使は展示場に陳列されたクライスラーの車を眺めながら、「以前に韓国に住んでいた頃は米国車はほとんど見られず、選択の幅も小さかった。今は韓国人も米国車に接することができる機会が増えて幸運だ」と話した。

スティーブンス大使は1975年、忠清南道(チュンチョンナムド)扶余(プヨ)と禮山(イェサン)で平和奉仕団として勤めている。

歴代駐韓米国大使は米国車の広報を積極的に行ってきた。04年にクリストファー・ヒル元大使は大使官邸で開かれたクライスラー300C新車発表会に参加し、昨年のアレクサンダー・バーシュボウ前大使もフォードのリンカーンMKX新車発表会に出席した。輸入車市場で米国車のシェアは10%台と振るわないほうで、大使自らが積極的に動いている。

一方、安英晳(アン・ヨンソク)クライスラーコリア代表は「ドル高ウォン安が急速に進み価格負担が大きくなっているが、競争が激しくなっている。日産のカルロス・ゴーン会長がトヨタに価格を上げろと言ったように誰かが価格を引き上げなければならない状況」と話した。市場を率いる輸入車企業に先に価格引き上げを促したのだ。

最近の‘米ビッグ3危機説’については「本社はすでに今年の米国販売が大幅に減ると予想していた。収益性に問題はない」と話した。



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