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「無差別殺人を防ぐには、共同体が疎外層を受けとめて」

「無差別殺人を防止するためには共同体が疎外された人々を受けとめる体制作りをする必要があります」--。

米国南カリフォルニア大学のローレンス・フェリンカス(社会事業学)教授は20日、電子メールによるインタビューで「人間の絆の強い社会では無差別殺人は発生しない」と回答した。同教授は自殺・連続殺人など個人の心理的な病理症状と社会現象の関係を研究している社会病理学の権威だ。

同教授は「以前はしっかりとした家族関係が社会化していく過程で遅れをとった人々を支える役割を果たしていたが、最近では急激な社会変化によって家族の機能が希薄になった」とし「共同体が家族の代わりをして人と人とを結びつける役割をしていく必要がある」と述べる。しかし「自己中心的に急変していく現代社会では疎外層を気遣うことが難しく、いじめが発生する側面があることは避けられないため、疎外層が所属を持てるようにすることが重要だ」と強調する。


同教授は「昨年、米国バージニア工科大学で33人の死亡者を出したチョ・スンヒ無差別銃乱射事件も大学という社会が彼を受け入れなかったことに原因がある」とし「米国はチョ・スンヒ事件以来、学生の医療記録を教職員が閲覧できるようにし、学生が銃を所持できないよう、法律を準備している」としている。









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