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◆韓国料理グローバル化の現住所と課題=イ・ジョンミ農心料理文化院長は「韓国料理のグローバル化が“外華内貧”にとどまったのが現実」とし「ジャージャー麺やスパゲッティが韓国で現地化されたように外国人たちの口に合うように韓国料理を変えようとする努力が十分でなかった」と指摘した。
政府は海外韓国式食堂現代化など韓国料理のグローバル化の予算を2008年30億ウォンから2009年200億ウォンに大きく増やした。
標準化事業も盛んに行われている。韓国食品研究院はコチュジャンの辛味を5段階に等級化する研究を進っている。
一方で味の標準化は重要ではないという指摘もある。「韓国式食堂と食資材を国際水準に合わせようとする努力の方が必要」(チョ・テグォン会長)という。マクドナルドが韓国に入って来た後、韓国人の味覚は多国籍ブランドが掌握している。専門家たちは学生たちに韓国料理の優秀性を知らせる教育をして高級化・ブランド化しなければならないと指摘する。
韓国料理をストーリーテリング化しようという意見もある。チョン・ヘギョン教授は「ビビンパ、神仙炉、九節板には我が民族の特性が盛りこまれている」と「西洋料理と違い“混ぜる美学”“待つ食べ物”である韓国料理のコンテンツが世界の人の心に深く入り込まなければならない」と強調した。また「安東班家料理、智異山山菜定食など、地方の独特な料理をうまく発展させ、観光産業を育てなければならない」とも注文した。
イ・ジョンミ院長は「プルコギの本来の名前は“ノビアニクイ”だが、国籍不明の名前だといわれている」とし「中国人たちがほうれん草のスープを“翡翠湯”と商品化したように、料理名ひとつにも韓国の趣を盛りこまなければならない」と話している。
韓国人の魂、韓国料理が世界の味になるには(1)
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