|
政府は16日ソウル瑞草区aTセンターで行われた「韓食グローバル化宣布式」で韓国料理を2017年まで世界5大料理に加わろうと宣言した。
韓国料理をフランス、日本、中国、イタリアに劣らぬ料理にしようというのだ。
今年を「韓国料理グローバル化元年」と決めた政府は13~19日、同会場で伝統料理祭りである「コリアフードエキスポ2008」も開催した。
専門家たちは韓国料理が「スローフード」(Slow Food)という世界的トレンドによく合った自然健康食だと言う。韓国料理がどうして健康食なのか、韓国料理をグローバル化しようとすればどんな戦略が必要なのかみてみよう。
◆韓国料理がどうして健康食か=韓国料理には「薬食同源」思想がある。ユン・スクチャ韓国伝統料理研究所長は「旬の材料を利用した発酵食が多く、食べればすぐ薬になる」とし「韓国料理食膳は炭水化物、タンパク質、無機質、ビタミン、脂肪など5群食品を摂ることができる上、五方色(黄・青・百・赤・黒)の食べ物が多く、五臓六腑を元気にしてくれる」と話す。
韓国料理はみそ、コチュジャン、キムチ、塩辛など発酵食品が基本で、野菜類と海産物を主に使う低脂肪食・低カロリー食だ。
チョン・ヘギョン湖西大食品栄養学科教授は「西洋では菜食と肉食の割合が7対3である地中海食を最も理想的な健康食とみている」とし「韓国料理は菜食と肉食の割合が8対2の健康食」と説明した。
◆世界各国の「外食戦争」=「食べ物には民族の魂が溶け込んでいる」という言葉がある。食べ物を輸出するということはつまり文化を輸出するという意味だ。食べ物が国家イメージに及ぶ効果も大きい。
韓国料理学会によれば世界食品産業の規模は4800兆ウォンで、このうち外食産業が2400兆ウォンを占める。経済的付加価置がそれほど高いということだ。
チョ・テグォン光州料理学会会長は「単純に韓国料理を売るということから脱して韓国料理と韓屋、韓服、韓紙、韓国音楽、ハングルがひとつになった文化商品を輸出するという意に近付かなければならない」と強調した。
伝統料理のグローバル化に成功した代表的な国が日本とタイだ。日本は高級化、タイは価格差別化戦略で世界市場を掌握した。ユン所長は「日本が日本式キムチでキムチ宗主国である韓国の立場を脅かし、プルコギを“ヤキニク”に変えて世界を攻略した部分に注目しなければならない」と話す。
韓国人の魂、韓国料理が世界の味になるには(2)
この記事を読んで…