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為替レートに泣いて笑う外国系企業職員

最近のウォン安にぞっとしているのは韓国人だけでない。韓国支社に赴任中の外国人も為替レートに敏感だ。給料が韓国ウォンではなく本国通貨のドルやユーロで支払われているからだ。一方、会社で稼いだ金を本国に自国通貨で送金する場合、売上高の急減は避けられない。

10月16日に会った有名外国系報道機関に通うA記者はため息をついた。「1年前まではこれほどウォン安が進むとは思っていなかった。月給をドルで受けるべきだったが、韓国ウォンで受けると言ったことを後悔している。両替する度に気分が悪い」。

A記者は1年前までドル安が続くと確信していた。米国が双子の赤字を解決できずドルの発行を増やし、ドル安に進むしかない、と考えていたからだ。


現在ドルや円で給料を受けているサラリーマンは、韓国ウォンに換算すれば40-50%も給料が上がる。例えば06年に読売ジャイアンツと日本円で契約した李承燁(イ・スンヨプ)選手。

読売新聞などの報道によると、当時、李承燁選手は毎年6億円(推定)の4年契約をした。06年末当時、国内メディアは「李承燁選手の年俸は推定52億-60億ウォン」と報じた。しかし08年10月16日の為替レートで換算すると、年俸は80億ウォンに達する。もちろん韓国ウォンに両替した場合の話だ。

しかし韓国に住んでいる日本のサラリーマンはひたすら笑ってばかりいられない。有名化粧品会社に勤めているBさんは最近、為替レートの動きに困っている。「笑えばいいのか、泣けばいいの分からない」。

1年前は「外国暮らしという苦労に加え、ウォン高円安で月給が減ったようだ」と話していた。

「しかし今はかなり良い状況では」と尋ねると、Bさんは首を横に振った。韓国で事業を始められると考えていたところに、製品コストが上がり、利益が出にくくなったからだ。さらに本国には日本円で送金するため目標値を達成するのが難しくなった。

Bさんは「1年前のほうがまだましだ」と言いながら、売上目標値調整のため重い足取りで日本へ向かった。



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