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SBSドラマ『風の絵師』(脚本イ・ウンヨン、演出チャン・テユ)が作品の中の背景の美しい風光から観光名所ドラマとして脚光を浴びている。
東洋画を通じて韓国伝統の美を描き出して好評を博している『風の絵師』は、絵の背景と絵が描かれる場所などに現われる韓国の自然の風景が視聴者の目を魅了している。
背景は韓国の隠れた観光名所として再評価されている。『風の絵師』製作陣に撮影場所に対する問い合わせの電話もかかっている。
『風の絵師』を通じて新たな観光名所になろうとしているのは江原道東海市武陵(カンウォンド・トンヘシ・ムルン)渓谷と全北扶安(チョンブク・プアン)郡の直沼(チクソ)瀑布、慶北奉化郡(キョンブク・ポンファグン)などだ。
武陵渓谷は1話で申潤福(シン・ユンボク、ムン・グニョン)が図画署の生徒たちと外遊写生をした所で、中の石まではっきりとすべて見えるほどすきとおった水が印象的だ。
金弘道(キム・ホンド、パク・シニャン)がトラを描いて追い回された所は、劇中では妙香山(ミョヒャンサン)の設定だが、実際は扶安郡の直沼瀑布だった。冷たい水の筋と織りなす絶壁で登山の名所に急浮上している。奉化郡は『風の絵師』ポスターの背景となり、流麗な自然風光で関心を集めている。
『風の絵師』の製作会社ドラマハウスの関係者は「東洋画で韓国美術の美しさを伝えるために全国八道を歩き回りながら撮影している。韓国の隠れた美しい風光を見つけようと場所設定にも格別に気を配っている。これは真の韓国的な郷愁を感じることのできる作品を作るため」と話している。
パク・シニャンは「撮影場所が遠ければ大変ではあるが楽しい。作品の中の背景が自然の中にそのまま溶けこんでいるようで、ワクワクして演技にも打ち込める」と話した。
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