|
中日ドラゴンズの李炳圭(イ・ビョンギュ、34)が2度目の日本シリーズ制覇に向けて挑戦を始める。
中日は18日から阪神タイガースとセリーグ・クライマックスシリーズ第1ステージ(3戦2勝制)を行う。 勝者は第2ステージ(22―26日)で読売ジャイアンツと日本シリーズ進出をかけて対戦する。
李炳圭はレギュラーシーズンの終盤、先頭打者で活躍した。 中日の落合監督は早い時期から「クライマックスシリーズでも李炳圭を1番に起用する」と公言している。
李炳圭は、中日がポストシーズン脱落危機に直面した先月20日の広島戦から1番打者に起用された。 その後シーズン最終戦までの14試合で本塁打3本を含む17安打を記録し、打率を2割3分5厘から2割5分4厘に押し上げた。
これは昨年とほぼ同じ打率。 李炳圭は昨シーズン後半に打率を落としたうえ、守備でも問題点を表し、レギュラーから外れた。 しかしシーズン終盤に右翼手に移った後、打撃・守備ともに落合監督の信頼を取り戻した。
昨年のポストシーズンは李炳圭を再発見する舞台だった。李炳圭は阪神との第1ステージ、読売との第2ステージ、日本ハムとの日本シリーズで本塁打1本ずつ放ち、クラッチヒッターの姿を見せた。 昨年のレギュラーシーズン不振を相殺する活躍だった。
当時、落合監督は李炳圭を再評価し、今季の核心戦力になることを期待した。 今季、本塁打(16本)・打点(65点)・得点圏打率(0.292)はまずまずの成績だったが、打率(0.254)・出塁率(0.293)は低かった。 来年は李炳圭に代わる外国人外野手を獲得するという話が出ているだけに、チームでの位置づけは安定的でない。
今季も李炳圭の‘反転カード’はポストシーズンだ。 調子を取り戻した李炳圭の打撃はレギュラーシーズンと異なるはずだ。 今季の中日は、阪神と読売の首位争いの影に隠れていた。 しかしポストシーズンでは中日ほどの鋭いチームはない。 潜竜・中日が昨年のように秋に昇天できるのか、また李炳圭がその中心に立てるのか、関心が集まっている。
この記事を読んで…