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金融危機に続く実体経済沈滞に対する不安が高まり、ウォンの対ドル相場は約10年10カ月ぶりの最大の下げ幅を記録し、株価も過去最大の下げ幅を記録した。
16日のソウル外為市場は、ウォンの対ドル相場が前日より133.5ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1373.0ウォンで取引を終えた。通貨危機当時の1997年12月31日に145ウォンの急落を記録して以来、最大の下げ幅となる。
KOSPI指数は126.50ポイント(9.44%)下落の1213.78ポイントとなり、2年4カ月前の水準まで落ち込んだ。下落幅は過去最大で、下落率でも過去3番目となった。コスダック指数も35.85ポイント(9.19%)下げ354.43ポイントとなった。
外国人の大規模な売り注文は為替相場にも影響を与えた。株式を処分した後にドルに換えようという需要が集まったためだ。ハナ金融経営研究所のキム・ヨンサム研究員は、「外国の金融機関がドルの貸付を避けている。当局が介入して1ドル=1200ウォン以下に戻しても長く維持するのは難しい状況だ」と話している。
銀行の資金難で金利も上がった。3カ月物譲渡性預金証書(CD)金利は前日より0.02%上昇の6.08%を記録した。CD金利が上がると変動性住宅担保貸付金利も上がり、利子負担が増える。
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