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北東アジア3カ国の仏教界が「環境」のために一つになった。
9-11日、済州市(チェジュシ)で「第11回韓中日仏教友好交流大会」が開催された。 中国仏教代表団130余人、日本仏教代表団110余人、そして韓国仏教代表団160余人の計400余人が参加した。
今大会のテーマは「環境」。 10日午前、漢拏山(ハンラサン)中腹の観音寺(クァンウムサ)では「3カ国合同法会」も開かれた。 各国の仏教団団長は「仏教と環境」の連結の輪を模索した。
韓国仏教宗団協議会会長の智冠僧侶(曹渓宗総務院長)は「すべてのものはお互い依存し合って存在している。 私の生存は、他の人の存在、私が生存する環境を前提とする時に初めて成立する。 他人がいなければ自分もいないというのが仏教環境観の核心内容」と語った。
午後には韓中日3カ国の仏教団が参加し、「仏教徒の環境保護のための責任と役割」というテーマの「学術セミナー」も開かれた。 各国仏教団はそれぞれ「環境問題」に対する仏教的な解決法を模索し、それぞれの代案を出した。
日本天台宗の濱中光礼宗務総長は「現在の環境問題は人間の傲慢さと愚かさが招いた結果だ。 どの時代も人間は自然と他人のことを考えず、自身の便利と享楽を追求してきた。地球上のすべてのものが同時に幸福になろうという考え、これこそが環境破壊をとめる」と話した。
韓国仏教宗団協議会事務総長の泓波(ホンパ)僧侶(大韓仏教観音宗総務院長)は「地球を覆っている温帯林の4分の3、また熱帯林の半分が消えている。 韓国と中国の間の黄海は深刻な汚染ですでに‘死んでいく世界7大海’に含まれていて、実際の調査でも黒海に次いで2番目に汚染が激しい海域に分類された」と指摘した。
<環境キャンペーン>「環境解決法、慈悲心から出発」…韓中日仏教交流大会榁2)
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