ウニの卵のクリームソースパスタはミ・ピアーチェ（代表キム・ヘヨンさん）創始期から着々と人気を集めてきたメニューだ。


「日本旅行中に食べたのですが、ウニの口の中の感触とクリームソースとひとつになった味が忘れられなかったんです」。キム代表は５年前ミ・ピアーチェをオープンすると心血を注いで料理を研究した。


生臭いという先入観を壊すのに長い時間はかからなかった。アンチョビとキャベツ、帆立貝を入れたスパゲッティもそうだった。パリのリッチホテル敷設料理学院で学んだチョコケーキの味をそのまま作り上げるのには１年かかった。

ハーブとオリーブオイルに１日寝かしてマトン特有の臭みをなくした洋風カルビ焼きもファン層が厚い。脂肪の部位をなくして中にニンニクを入れ、マトンのにおいに慣れない韓国人の口にも合う。

それ以外にもここには通常のイタリアンレストランでもあまり見られないメニューが多い。季節ごとに新しいメニューを開発するため、日本やヨーロッパの現地市場調査に乗り出すキム代表の勤勉さによる。「どこにもある味より新しい味をお出ししたい」と話す金代表。代わりに味は複雑ではなく、シンプルでなければならない。キム代表が考える「普通の人の口に合う料理」の条件だ。

昨年には２階に４０席規模でワインバーコンセプトの「ミ・ピアーチェビコ」がオープンした。いつも訪ねてくれる常連客のための空間で、料理とワインを遅い時間（深夜１時）まで楽しむことができる。

ワインの好きなキム代表を中心にワインの集いが行われることもある。ミ・ピアーチェは「I like」というイタリア語。

ウニの卵クリームソースパスタ２万ウォン、あわびのスパゲッティ２万８０００ウォン、洋風カルビ焼き（３切れ）４万ウォン、イタリアスタイルユッケのカルパッチョ２万２０００ウォン、温かいチョコケーキ１万ウォン。

約３０席。

清潭洞（チョンダムドン）十字路からＭ．ｎｅｔの建物の直前の通りに入って１０メートル。

問い合わせ０２－５１６－６３１７