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プロ野球ロッテ・ジャイアンツのジェリー・ロイスター監督(56)が、準プレーオフ脱落から3日後の14日に出国した。一般的にはチームの立て直しと仕上げのトレーニングなどに力を注ぐべき時期に急いで米国行きの飛行機に乗り込んだのだ。
ロッテ球団はロイスター監督が予想より早く出国したことにやや当惑している。ロッテが準プレーオフに脱落したとはいえ、来シーズンに向けて他のチームのポストシーズンを見守る必要もあり、シーズン後の多様な行事も残っているためだ。さらにロイスター監督は個人的にしていたチームトレーナーの結婚式での主礼の約束も式を1カ月後に控えてキャンセルした。
誤解を生みかねないロイスター監督の行動は、文化的な思考の違いによる部分が大きい。韓国と違い米国のメジャーリーグの監督は、シーズン後はチームの成績と関係なくプライベートな時間を過ごす。選手の契約やトレードなど戦力補強は団長の役割だからだ。残るポストシーズンを見ないのは「自分のチームがよい野球をやれば相手チームを気にする必要はない」という持論の影響とみられる。ロッテ側も「予想より早く米国に行ったので驚いてはいるが、家族に対する恋しさから本人が急いでいた。事前に十分に話し合いをしているので業務進行には影響はないだろう」と一定の理解を示している。
ロイスター監督は米国から電子メールとインターネットの映像チャットなどで球団とトレーニング計画や外国人選手の契約などについて意見を交わし、キャンプが始まる来年1月初めに韓国に戻る予定だ。
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