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9月の輸入物価、前月比2.3%上昇

国際原油価格と原材料価格は下落したが、輸入物価はまた上昇している。ウォンの対ドル相場が急落したためだ。

韓国銀行が14日に発表した輸出入物価動向によると、9月の輸入物価は8月に比べ2.3%上昇した。前月比の輸入物価上昇率は8月がマイナス4.4%だったが、1カ月でまた上昇に転じたことになる。

最も大きな理由は為替相場だ。9月の平均相場は1ドル=1130.4ウォンで、8月の1041.5ウォンに比べ8.5%のウォン安ドル高となった。これに対し国内に輸入される原油価格の基準となる中東産ドバイ原油の価格は1バレル=87.9ドルで、前月の111ドルから20.8%も下がった。また国際原材料価格の変動を示すロイター商品価格指数も9月はマイナス6.2%で、8月の5.6%と比べ大きく下落した。これにより為替相場の影響を除外した輸入物価上昇率は9月が17.2%となり、7月の34.1%、8月の27%に次いで3カ月連続で伸びが鈍化した。結局、輸入してきた原油・原材料の国際市場価格は低下したが、これを国内でウォン建てに換算した価格はかえって高くなったということだ。


10月には為替相場の変動幅がさらに大きくなり、輸入物価がどのように動くか予想は難しい状態だ。韓国銀行のイ・ビョンドゥ物価統計チーム課長は、「10月に入りこれまで為替相場は9月に比べ14.3%ドル高が進んだ。中旬以降の為替相場の動きにより輸入物価の水準が左右されるだろう」と話している。



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