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金融危機を打開するための世界各国の協力が活発になり、国内金融市場も安定に向かっている。
13日、株価が反騰し、ウォンは3日間上昇した。13日、ソウル外為市場でウォンは前日より71ウォン高の1ドル1238.0ウォンで取引を終えた。この日の上げ幅は10年7カ月ぶりの高水準。9日以後3日間で157ウォン急騰した。ポスコが前日に引き続き再び1億ドルを売ったことも要因とみられる。
取引量が最低値である33億ドルにとどまり、ドル物量が少しだけ流れても為替レートは大きく変動した。当局が為替投機勢力の取り締まりを始め、銀行別で取引内訳を毎日通報させることにしたのも効果を発揮した。関税庁は海外にロイヤルティーを過多支給したり脱漏の疑いがあったりする輸入会社を調査することにした。
企画財政部関係者は「これまで外国為替市場で非正常的に傾いていた現象が速やかに正常に戻っている」とし「今月の経常収支が黒字転換すればもっと上がる」と話している。
証市では先進7カ国(G7)と韓国、中国など13の新興国で行われるG20の代表らが金融危機に共同で対応することを決め、ヨーロッパで対策が出たのが良い方向に作用した。
しかし金融市場が安定を取り戻したと断定はしにくいという診断もある。韓国投資証券チョン・ミンギュ・エコノミストは「ヨーロッパの金融システムはこれから問題が大きくなり始める段階だ」とし「ウォン安が止まったと思うのは早い」と話している。
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