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オフライン市場が活気付いている。 音盤から音源に市場の主導権が移ったのはいまや既定事実だが、音盤でアピールする歌手が続々とカムバックし、オフライン売り場に歌謡ファンが集まっている。
CDを買うためにファンが店の前に列を作るという珍しい風景までも演出し、90年代の音盤市場全盛期を再現しているようだ。
その始まりは7月に8集「MOAI」を発売したソ・テジだった。 4年ぶりにカムバックしたソ・テジの音盤発売にファンが注目した。 ファンはソウル市内の光化門(クァンファムン)や江南(カンナム)の音盤販売店に集まった。 ソ・テジはファンのこうした団結力のおかげで、シングルにもかかわらず13万枚の販売を記録した。
その後、音盤シンドロームは東方神起(トンバンシンギ)が引き継いだ。 CD予約が30万枚を超え、シンドロームを予告した。 予約注文に対応できず、当初計画した発売日を数日延期した。 オフライン市場でのファンの団結力で東方神起の「MIROTHIC」はアルバム発売と同時にチャート1位に浮上した。
2年ぶりにカムバックした‘国民歌手’シン・スンフンのファンもシンドロームに加わった。 18年間守ってきた‘バラードの皇帝’というタイトルを捨ててモダンロックへの逸脱を図ったシン・スンフンの変身に大きな関心が集まり、数百人のファンがソウル光化門の教保文庫で長い列を作った。
シン・スンフン「ラジオウェーブ」は東方神起を抜き、8日深夜0時現在、ハンターチャートのリアルタイム音盤販売チャートで1位になった。
こうした流れは、音源型と音盤型の歌手に分かれる歌謡界の流れを見せている。 いくら音源でヒットしてもCDは売れない歌手がいる一方で、CDを購入するファンが多い音盤型歌手が相変わらず存在しているということだ。
ある歌謡関係者は「男性歌手の場合、固定ファンがいて曲のヒットがCD販売につながるが、女性歌手の場合は曲がヒットしてもCDの販売に影響しない場合が多い。 固定ファンが多い男性歌手のカムバックが相次ぎ、音盤市場に活気が出ている」と伝えた。
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