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開城南の名山から名をとった龍水山(ヨンスサン)は1980年、チェ・サンオク会長が三清洞にオープンした開城飲食店。現在、ソウル市内には7店舗ある。米国ロサンゼルスと中国広州にも進出した。
30年近く料理の味を守りぬいた秘伝の手法としてキム・ノス代表は「原則固守」を挙げる。韓定食はおかずの種類があまり多いので、味を決める原則がなければならないと話す。
この家のメインメニューである定食膳は淡泊な開城の料理の特徴がよく表れている。昼の定食から17種の料理をそろえた定食まで全部で7種。すべての定食には日替わりおかゆと水キムチ、開城ナムルと緑豆粉をかためたムク、5色の冷菜、レタスえごまソースの和えもの、開城豚肉包み、煎油花と冷菜が基本に出る。デザートとして季節別のお茶と開城の韓果、厚餅、季節のフルーツが提供される。
一部の定食に入っていない開城豚肉包み(9000ウォン)だが、これは別途注文もできる。タコやエビなど4種の海産物と松の実、梨、大根、柿など30種にのぼる材料を合わせて1カ月ほど熟成させる。天然材料で別に作って注ぐ肉水とよく合って、格別な味を出す。白菜ほかいろいろな材料が口の中でいい音を立てるので、そんな楽しさもある。
3度たれをつけて焼いたイシモチは、食欲のないときにもおいしく食べられる。塩ではなく、醤油で味付けをしたので風味がある。イシモチの背中の部分を割って内臓をとり除いた後、醤油に15種の材料を入れたタレに3日ほど寝かせる。日陰で半月ほど自然乾燥させれば身がしまったイシモチになる。
定食2万(約1445円)~12万5000ウォン、開城式高麗人参の煮物5万8000ウォン、イシモチ9000ウォン、龍鍋チョンゴル3万3000ウォン、開城チョンポムク(緑豆をところてんのようなかたさに固めたもの)2万2000ウォン。
238席。
清潭洞企業銀行ビルから清潭十字路方向に200メートル
問い合わせ 02-546-0647
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