ベッカー教授は同日、ウォールストリート・ジャーナル紙に「われわれは大恐慌には行かない」と題する寄稿文を寄せ、「現在の金融危機は大恐慌以降で最も深刻ではあるが、当時に比べればはるかに苦痛は少ない」との見方を明らかにした。ベッカー教授は生産と雇用など実体経済部門が当時に比べ大きく悪化していない点を根拠に挙げている。大恐慌当時は米国の失業率が10年間に25%に達したが、現在は6%水準で、国内総生産(GDP)もまだ大きく減少していないとしている。
ベッカー教授は、「資本主義の終焉論は19世紀にマルクスが予言して以来、経済危機のときごとに登場した。しかし世界経済はまた繁栄するだろう」と述べた。
ベッカー教授は、「資本主義の終焉論は19世紀にマルクスが予言して以来、経済危機のときごとに登場した。しかし世界経済はまた繁栄するだろう」と述べた。
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