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<ニュース分析>北朝鮮、空対艦ミサイル発射はなぜ?

北朝鮮が7日に黄海上で短距離ミサイル2発を発射した。今回のミサイル発射は、北朝鮮の核検証をめぐりクリストファー・ヒル米国務次官補が受けた北朝鮮の提案に対する米国の判断を控えた微妙な時期に行われた‘控えめな武力示威’ではないかとの分析が出ている。

東国(トングク)大学のキム・ヨンヒョン教授は、「核協議で自国の意志を貫徹させようという対米圧迫の意図が含まれているとみられる」と指摘した。南北関係でも金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の健康異常が提起されているのに対応したミサイル発射で、‘強盛大国’の正常な統治を誇示しようとする意図もうかがえる。特に7日は釜山沿岸で韓国海軍のイージス級駆逐艦が大挙して参加する海軍観艦式が行われており、この日に合わせて空対艦ミサイルを発射し、‘力には力で’というメッセージを伝えたとの分析も出ている。

北朝鮮は2006年、米国がバンコ・デルタ・アジア(BDA)にある北朝鮮の資金凍結に固守すると、同年7月5日(米国時間で独立記念日)に長距離テポドンミサイルを発射した。今年初めの韓国での新政権発足に沈黙していた北朝鮮は、3月27日に開城から韓国側当局者を全員追放した後、翌28日に黄海で短距離ミサイルを発射し対南強硬路線を予告したりもした。


一方、合同参謀本部の金泰栄(キム・テヨン)議長は8日、「北朝鮮がミサイルに搭載できる小型核弾頭の開発を推進しているとみられる」と発言した。同日に国会国防委員会で行われた国政監査に出席した金議長は、ハンナラ党の劉承ミン(ユ・スンミン)議員の質疑に対し「北朝鮮がこれまで核兵器製造技術や高爆実験をするのを見続けてきたため、そうした能力を持つほうに進んでいるとみている」と答えた。また、劉議員が、北朝鮮がプルトニウム40キログラムを保有しているという国防部の見解に言及すると、金議長は「その程度なら核弾頭6~7個を製造できる」と述べている。



北朝鮮が発射したミサイルは…

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