10月６日月曜日の夜、ソウル各地の映画館で映画｢悲夢(ピモン)｣の主演俳優による舞台挨拶が行われるとあって、劇場入口はいつにもまして長い列。




皆さんの目的は主演のオダギリジョーとイ・ナヨン。こちらはカップルでオダギリジョーのファンだそう。｢カリスマがあって、かっこいいですよ～｣二人ともカメラの準備もばっちりです。



オダギリジョーは｢メゾン・ド・ヒミコ｣のヒット以来、韓国で人気、知名度ともに高い日本人俳優の一人です。彼が主演した映画｢東京タワー｣は韓国語でのタイトルが｢オダギリジョーの東京タワー｣だったんですよ。人気の程がおわかりいただけるでしょう？



ついに登場！会場のあちこちから、小さな悲鳴？が聞こえています。日本でももちろん人気のある俳優さんですが、韓国ではちょっとアイドル的な人気です。会場に詰め掛けたファンの大半は女性で、日本語の横断幕やお花やプレゼントを用意している人たちもたくさんいました。



舞台挨拶は日本語で。｢今日は一日中挨拶で、もうしゃべることはありません。映画の詳しい話はイ・ナヨンさんがして下さいます。｣訥々と、どことなくユーモアのある口調に会場からは笑い声が。｢あ～声がステキ｣と横の女性は終始ため息…。



オダギリジョーに水を向けられたイ・ナヨンはまじめに映画のPR。最近、ヨン様との結婚のウワサがあって話題になりましたよね。くりっとした目が印象的な彼女は終始にこやかな表情でファンの声援に応えていました。



海外での評価も高い鬼才キム・ギドク監督の｢悲夢｣は、オダギリジョーは日本語、イ・ナヨンをはじめ他の韓国俳優は韓国語で演技をするという大胆な演出で話題です。韓国では10月９日公開予定。