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「外貨準備高を毎日点検している」--。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が6日、与党ハンナラ党の朴ヒ太(パク・ヒテ)代表にこのように述べた。
朴代表が「貿易収支の赤字転落を国民が心配している」と懸念したのを受けてコメントしたものだと、車明進(チャ・ミョンジン)ハンナラ党スポークスマンが伝えた。
2人はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で昼食を兼ねた定例会合に臨んだ。20分間にわたる2人だけの会談を含め、2時間にわたり顔をあわせた。先月19日以来、17日ぶりだ。
金融危機など経済難についての「認識を共有する場」(車スポークスマンの伝言)になったという。朴代表は主に市中の世論を伝えた。朴氏は「米国発の金融危機について国民を安心させるために楽観論を示しているが、国民が不安に思っている」とした上で「積極的な取り組みが必要とされる時点だ」と強調した。続いて「(李大統領が)韓日中財務相会談を提案し、東アジア域内諸国の共同対応を進めたのは非常に適切だった」とした後「これを格上げさせた韓日中首脳会談を行い、金融危機に備えた共同対応システムを作る必要がある」と助言した。
李大統領は「良い考えだ」と答弁した。朴代表が「(金融危機が)実物経済の危機につながりうるという見方も出ている」と懸念すると、李大統領は「鋭意注視している。だが輸出が多角化し、差し迫ってはいないと思う」と話したもようだ。
2人は韓米自由貿易協定(FTA)の承認問題も協議した。朴代表が「FTA批准同意を国会に送る前に対策から打ち出すべきだ」「被害が予想される当事者が何の補償を受けるのかが正確に伝えられていない側面がある」などと憂慮を伝えた。すると李大統領が「よく分かった」とし「予想される被害をより具体的に把握しておくつもりだ」と答えた。
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