有名人の自殺直後にまねして自殺が続く「ウェルテル効果」が国内にも現れているという。

国会保健福祉家族委・イム・ドゥソン議員（ハンナラ党）は５日、保健福祉家族部から提出された「月別・性別自殺者数（２００３～２００７年）」を分析した結果「有名人が自殺した直後、まねをして自殺した者が急増していることがわかった」と分析結果を明らかにした。


資料によると鄭夢憲（チョン・モンホン）現代グループ会長が自殺した２００３年８月の男性自殺者数は８５５人で前月（７３７人）より１１９人増えた。

女優イ・ウンジュさんが自殺した２００５年２月には女性自殺者数が２４０人だったが、翌月には４６２人と２倍近くになった。

先月、俳優のアン・ジェファンさんが自殺した後には福祉部で運営する「保健福祉コールセンター１２９」で受け付けした自殺相談者数が４３９人と８月（２２０人）に比べて急増した。

イム議員は「自殺は伝染性が強く、社会全体を破滅に追いこむ。国家次元の解決課題だと認識しなければならない」と主張している。