ロッテ製菓のビスケット「シュディ」と韓国マースの「ピーナッツ・スニッカーズ・ファンサイズ」「Ｍ＆Ｍ’ｓ ミルク」、韓国ネッスルの「キットカットミニ」からメラミンが検出された。

食品医薬品安全庁は５日、このような結果を発表してメラミンが検出された４製品に緊急回収命令を下した。

これにより、メラミンが検出された中国産加工食品は１０製品となった。国内の製菓メーカーはヘテ製菓を含む２社、多国籍製菓メーカーはナビスコを含む３社に増えた。ロッテ製菓の「シュディ」はロッテ製菓中国現地法人のロッテ青島フードで生産された製品で製造の日付がそれぞれ異なる４件で２．４～３．３６ｐｐｍのメラミンが検出された。韓国マースの「ピーナッツ・スニッカーズ・ファンサイズ」と「Ｍ＆Ｍ’ｓ ミルク」はマースの中国現地法人のマースフードで製造されており、メラミン含有量は「ピーナッツ・スニッカーズ・ファンサイズ」が１．７８ｐｐｍ、「Ｍ＆Ｍ’ｓ ミルク」が２．３８ｐｐｍだった。２．８９ｐｐｍのメラミンが検出された韓国ネッスルの「キットカットミニ」はネッスル天津工場で生産された。ヨーロッパ食品安全庁（ＥＦＳＡ）のメラミン検出量基準によると、「シュディ」は１日２．９キロ以上食べると健康に害を及ぼす可能性がある。


今年に入って輸入された「キットカットミニ」３８１トンのうち、３トンが押収された。「Ｍ＆Ｍ’ｓ ミルク」は１０４トンのうち４トンが、「ピーナッツ・スニッカーズ・ファンサイズ」も１０６１トンのうち１１トンが押収され、残りはすでに販売されている。「シュディ」は今年輸入した量（１４７トン）全てがすでに流通されている。

ロッテ製菓は「シュディ」と同じ工場で生産された製品も全て回収することにしている。