|
北朝鮮の核交渉のために平壌(ピョンヤン)を訪問後、ソウルを訪れたクリストファー・ヒル米国務次官補は3日、「北朝鮮で外務省と軍部の幹部と面会し、長時間にわたり実質的かつ具体的な議論をした」とし「北朝鮮の核検証に関するあらゆる懸案を協議した」と述べた。
ヒル次官補は3日間、北朝鮮の6カ国協議主席代表を務める金桂寛(キム・ケグァン)外務次官と主に交渉し、朴義春(パク・ウィチュン)外相や北朝鮮軍板門店(パンムンジョム)代表部代表のイ・チャンボク上将(韓国軍の中将に該当)とも議論したと明らかにした。
イ・チャンボク上将は北朝鮮軍部の対米窓口の役割をしている人物で、06年には米朝軍事会談を提案した。ヒル次官補は過去2回の訪問の際では、軍部要人とは面会できなかった。このため、北朝鮮がヒル次官補を通じ、安全保障関連の問題を新たに提起したという見方も出ている。
しかしヒル次官補は具体的な交渉内容については明らかにしなかった。ヒル次官補は4日に北京入りし、中国の武大偉・外交部副部長と面会する。
この記事を読んで…