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「忠武公精神で領土守護」…亀甲船が独島へ行く

 「独島(ドクト、日本名・竹島)についてあれこれと言う日本人に対し、もう妄言はやめろと峻厳な態度で警告する」。

1日午前8時50分、慶尚北道鬱陵郡(キョンサンブクド・ウルルングン)の独島。 李舜臣(イ・スンシン)将軍に扮装したキム・ソンイルさん(26、舞台俳優)が「大韓民国最東端の独島が韓国の領土であることをもう一度宣言する」と雄壮な声で読み上げた。

続いて忠武公が率いた水軍の駐屯地、全羅南道海南郡右水営(チョンラナムド・ヘナムグン・ウスヨン)から来た主婦・小学生ら12人が赤いスカートと白のチョゴリを着て民族舞踊の公演を行った。 全羅南道珍島郡立民俗芸術団員5人による「鳴梁(ミョンリャン)の太鼓音」も独島と青い海に響いた。 李舜臣将軍が日本水軍を相手に‘鳴梁大勝’を収めた鳴梁海峽の水を独島の海にまく‘合水式’も行われた。


全羅南道と全南開発公社は、亀甲船をモデルに建造した遊覧船「ウルドルモク(鳴梁海峽)亀甲船」に海南・珍島住民を乗せて独島を訪問、忠武公の護国精神を見習って独島を守ることを誓った。 海南郡と珍島郡は鳴梁海峽を間に挟んでいる。 亀甲船は「三道水軍統制使・李舜臣」と書かれた旗をつけ、木浦港から釜山(プサン)・浦項(ポハン)・鬱陵島(ウルルンド)を経由、計670キロを航海して独島に到着した。

行事は独島の東島船着き場で40分間ほど行われた。 全羅南道・全南開発公社・鳴梁海峽記念事業会の関係者や公演団など70人余りが参加した。 李東鎮(イ・ドンジン)全南開発公社社長は「亀甲船の就航に先立ち、日本の野心から独島を守ろうという意志を明言する一方、11-14日に鳴梁海峽で鳴梁大勝を再現する祭りの出征式を兼ねて行事を準備した」と話した。

亀甲船は全南開発公社が34億ウォン(約3億円)を投じて建造した。 368トン級で、全長49.5メートル、幅10.4メートル。 定員は174人で、映像館もあり、3D立体制作の‘鳴梁大勝’を見ることができる。 海南右水営-珍島ノクジン-鳴梁海峽-碧波(ビョクパ)区間の約10キロを一日4回往復運航する予定だ。 所要時間は約1時間30分。  

◆鳴梁海峽とと鳴梁大勝=鳴梁海峽は全羅南道海南郡右水営と珍島郡の間の海。 最も狭いところは幅294メートル。 満ち潮と引き潮時に水が流れる速度は普通の海の3倍を超える秒速5-6メートル。 海水が暗礁にぶつかる音が遠くでも聞こえるため、こういう名前がついた。 1597年、李舜臣将軍が水の速い流れを利用しながら板屋船13隻で倭軍の133隻を退けた鳴梁大勝の現場。



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