大邱地検特捜部は、私学に寮建築費用を支援する際に金を受け取った容疑（収賄）でチョ・ビョンイン慶北道教育監（７０）を呼んで調査したと１日、明らかにした。

検察によるとチョ教育監は今年の８月初め、慶北にあるＥ学校法人理事長の息子ソ某容疑者（５２）から「寮建設費を支援してほしい」という依頼とともに１０００万ウォン（約８９万円）を受け取るなど３回にわたって３０００万ウォンを受け取った疑いだ。チョ教育監は中等教師から、慶北教育庁奨学士、奨学官、教育局長を経て教育監選挙に当選し、２００６年８月に就任した。

また、大田地検天安支庁は１日、オ・ジェジク忠南道教育監（６７）を呼んで人事依頼とともにわいろを受け取った疑いに対し取り調べた。


検察はオ教育監から、教員人事を行う際にわいろを受けとった事実があるのか、今年の６月に行われた教育監選挙に先立って教育庁の職員らに選挙運動に出るように指示したのかを追及した。オ教育監は忠南教育監直選制選挙から単独候補で立候補して当選、再選している。

検察はオ教育監が家族や知人などの名義で管理してきた借名口座に振り込まれている数億ウォン台の資金のうち、相当部分がわいろである可能性が高いとみて口座追跡をしてきた。

検察関係者は「オ教育監をひとまず帰し、追加の調査を経て司法処理の水位を決める」と話している。