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南陽、パステル乳業「メラミン検出背景について状況把握中」

南陽(ナミャン)乳業とパステル乳業は自社の粉ミルクの原料からメラミンが検出されていた背景を知らないとして、困惑を隠せないでいる。

南陽乳業の関係者は「どんな状況なのかきちんと把握している」と話している。パステル乳業の関係者である韓国ヤクルトの関係者は「韓国産粉ミルクは汚染されていないからと、中国から輸入の要請が殺到しているところに、このような事態が生じて困惑している」と話した。

韓国最大の育児サイト「マムズ・ホーリック・ベイビー」(cafe.naver.com/imsanbu)にはメラミン入りの粉ミルクのニュースが伝えられた1日午後8時以降、数百件にものぼる反論意見が書き込まれた。流通業界は「購入した粉ミルクの払い戻しは可能か」という問い合わせの電話が殺到し、対応に追われた。


消費者は「メラミンが混入された粉ミルクが中国で問題になってかなり経ってから、国産粉ミルクの原料に問題があることを発見したのか」とし、当局を叱責した。生後10カ月の乳児を育てているキム・スミさん(35)は「中国のメラミン入り粉ミルクの話を聞くたびに、母親たちは“粉ミルクを飲ませても大丈夫か”と不安に思っている。例え、中国産の原料を使用していないと言っていても、赤ちゃんが飲む粉ミルクから真っ先に調べるべきではないのか」と話している。

◆ニュージーランドでは

=先月29日、ニュージーランドのタツア協同酪農組合株式会社の粉ミルクに混入していた原料のひとつであるラクトフェリンの輸出を当分のあいだ自主的に行わないようにしたと明らかにした。先月22、23日の両日、ニュージーランド食品安全庁が検査を行った結果、この業者のラクトフェリンから4ppmのメラミンが検出されたからだ。ニュージーランドの食品安全庁はこれと関連し「4ppmの検出量はニュージーランド、米国、ヨーロッパ連合(EU)の基準よりもはるかに低い数値であり、健康に影響を与える量ではない」という内容の声明を発表した。問題になっている中国産粉ミルクから検出されたメラミン量は約2500ppmにのぼる。またニュージーランド側は別の業者であるウェストランドの牛乳とオーストラリアの酪農業者タトゥラのラクトフェリンについてもメラミンが含まれていないか調査している。



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