ＬＧ電子が南アフリカ法人長に現地人のフィート・バン・ルイェン氏を選任した。 現地人が同社の海外法人長になるのは初めて。

０２年にＬＧ電子に入社したルイェン法人長は南アフリカ・ナミビア・モザンビ－クなど南部アフリカ１３カ国を総括する。 ルイェン法人長は「初めて現地人法人長となっただけに、アフリカ地域に一等ブランドとして定着させ、グローバル成功事例をつくりたい」と語った。


南アフリカはアフリカ全体ＧＤＰの２５％を占める経済中心地で、２０１０年ワールドカップ（Ｗ杯）の開催で高速成長が予想される市場だ。 ＬＧ電子は１９８９年にヨハネスブルクに支社を設立、アフリカ市場に進出して以来、主要家電製品市場でシェア１位を記録している。

今回の現地人法人長選任について、レジナルド・ブールＬＧ電子最高人事責任者（ＣＨＯ）は「５万人余りの海外職員に対し、頑張って仕事をすれば国籍に関係なく成功できるという事例をつくったことに意義がある。今後も人事でグローバル化を推進する」と強調した。

南鏞（ナム・ヨン）ＬＧ電子副会長は役職員に対し、「ＬＧ電子がグローバル企業に生まれ変わるため、海外法人長の３０％を現地人にする」と明らかにしてきた。